うた/
こむ
事象の先に 行き止まる 今
深く 古いところから 聞こえる声を
身体の底で 聞いてみたい
全てを統べるものなど いない 今
うたは 身体の奥深くにだけ 響く
うたは 身体が かたちどった
こころにだけ 響く
音は 身体の底に
響きわたるのが いい
大きく続いている ここで
小さくつなぎ合わされた うたを
深く 古く かたちどられた
身体とこころの 底で
聞いてみたい
事象の先の 闇を
見つめながら
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