夏の予感/
終
浴衣着て髪をゆって会いにゆきたい
慣れない下駄は足をきりきりひずませ
夏の暑さが心地よくなる
柔らかい心が潰れてきりきり悲鳴あげて
あの日一人で見上げた橋桁の花火
明日が遠ざかって昨日が少し近づいてきた
君を好きなだけで
夏が終わっていく
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