子猫のシビット/芳賀梨花子
 
朝も
シビットの肛門を犯すことだけが
僕の生きがい
僕に犯されれば犯されるほど
シビットの発する臭いは濃くなってきて
僕は僕はそれなしでは生きていけない
シビット、シビット、僕のシビット

シビットも僕もいつも僕の精液にまみれて
たまに風呂に一緒にはいって
二人で綺麗になめあったり
シビットの華奢な身体は
いつのまにか豊満なっていき
僕は排出するばっかりだから
みるみるやせ衰えていき
それでも、やっぱり僕はシビットを犯し続ける
そのたびシビットは女になって
それは、それは美しい女になって
僕は、それに比例して不安になっていって
独占したいがためにシビットを犯す
[次のページ]
戻る   Point(4)