〈美術館〉『ドレスデン国立美術館展』(国立西洋美術館)2005/08/18/白糸雅樹
ても好きな感じだった。特に『冬景色』は夜明けだろうか。空が明るくなっていて、手前の枝に絡んだ雪か霜がきらめいて、ひどくそれが固く凍りついて寒そうだ。リッチって今まで覚えていない名前だったが、一緒に並んでいたティツィアーノの人物画よりこっちの方が好きだな。
同じテーマの次の部屋のカナレットなどの絵は、なんというか、いい絵だけれど特に迫ってくるものもない。でも、こういう絵が部屋に一枚あると、でかい窓の向こうに素敵な風景があるみたいでいいだろうな。
フェルメールの『窓辺で手紙を読む若い女』は、チラシにも大きく使われている絵。手紙を手に、明るいところを求めて窓辺に寄って立ったまま読み耽って
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