センチメンタル過剰になる出来事でもなく/
無知アコ
甘い珈琲は好きじゃない
それでも君は甘い、甘い珈琲を淹れる
ミルクもたっぷり注いで満悦な笑みを見せる
それで僕はもういいよ、僕は甘い珈琲も飲み干せる
がちゃん
ブラックを押したはずの缶珈琲は
砂糖が沢山入った缶珈琲に変身して出てきた
そのままぽっかりと口を開けたゴミ箱に与えてあげた
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