れんげ/yaka
 
   きっとずっと昔から変わらないんだよね

   れんげ畑に座っていたあの頃から
   茜色の空は繰り返し
   私を迎えてくれていたんよね

   いつの間にか見なくなった
   忘れたまま過ぎて行った

   疲れ果てた気になって
   独りになった気になって
   変わりつづける自分にため息してたら
   走り去る窓ごしに
   とろけそうな夕日が広がった

   ああ、これ

   懐かしい、れんげ畑の夕暮れ




           
2001.07




                
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