そうじゃねえだろ/
 
今僕は夢の中
今僕は夢の中
いつものコンビニ 本棚の前で
買いもしない雑誌をめくっている
無表情で
君のことを考えている

そうじゃねえだろ

今僕は夢の中
いつものスーパーで
もうお似合いのかごを片手に
野菜とか手に取って放り込んでいる
無表情で
君のことを考えている

夕食のテーブルの向かいに君が居たら
君が居たら

そうじゃねえだろ

暑い暑い夏もいつか
知らぬ間に過ぎ去って行ってしまうだろう
君に言おう言おうとしていた事も
腐って置いとけなくなって
結局ゴミんなって火曜日の朝には運ばれていく
淋し過ぎるよな

そうじゃねえだろ
どうするんだよ
トラックの荷台で潰されながら 叫んでいるんだろう
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