星瞬くサイレント/オオカミ
 


いくらだって涼しい
夏の夜に熱をあずけて
じょしゅせきから
あなたのひかるめがねのふちを
みつめる



星は
いつだって
ここにあるよ




はるな湖のりんかくが
すこしかよわくなった肩を
つめたい手でなでていく

そんなにおおきな存在に、ならないで






うちあけるまなざしはサイレント
めにみえないものがあるように
ことばにできないこともある




もしいまここでしのうといわれたら
やっぱり






しにたくない というと
おもいます











あなたのひかるめがねのふちが
あなたのひかるめがねのふちが
月あかりにかがやく

きらきら きらきら

あなたのひかるめがねのふちが



ちいさな星にみえたのよ




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