僕たちの階段/相沢邑人
どうしようもなかった
どうしていいのか分からなかった
途方もないいばらの道に思えて
何もかも投げ出したくなった
うっすらと埃の積もったラジオをつけると
聞き覚えのある軽快なポップス
今と同じくらい辛かったあの時は
この曲を聴いて乗り越えたんだっけ
力がわいてきた
勇気がわいてきた
とてつもなく高く思えた壁が
手の届く高さまで縮んだ気がした
僕はやる
絶対に負けない
自分自身に渇を入れて
人生の階段をまた一歩上ってゆく
>> イメージ画像付きの「僕たちの階段」
http://www.readtoyou.net/poem/stairs.html
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