千年と束の間の間/
錐
千年の眠り 君の夢は束の間
何もかも間に合っているよと追い払うけど
夢の君も僕の言葉などちっとも聞く気はないようで
絶望はどっちだったろう
起きると起きないの間
夢と夢じゃないの間
千年と束の間の間
ただ君のいない方に行きたくて目を閉じた
その行き着いた場所でさえ
君は僕の言葉などちっとも聞こうとしないのだ
戻る
編
削
Point
(1)