*鴉*/
かおる
夏の時間が立ち止まって
気まずく澱んでいく空に
ボクは向日葵のように
からすがためらっている お日様に向かって飛ぶ
朝は昇っていく朝日に
夕は黄昏れてく夕日に
目は決してそらさずに
まっすぐ向かっていく
いつでもどこでもどんなときも
瑠璃色に溶けていく夢を踏みしめて
かたくなな面持ちで真っ黒な弾丸になって
まっすぐにお日様までつき進んで向かっていく
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