詩と作者と名前/つきのいし.
 
「名前をよく変える人は嫌い」という意見はあっていいのだ。
ただ、先に作品を見た後に、その作者の元名を知って、怒ったり、気が変わるのは、
自身の感性にもったいない気がするのだ。(でも、人の好き嫌いに拘る人もいて当たり前か。。)

名前を変えても、「作品」は「作品」で、
その向こうにどんな人がいようとも、
自分のイマジネーションを、ただ豊かに培いたいと思うのだ。

帰りのバスが、坂を登る頃に、丁度青空に雷雲がくっきりと、
くもぐもと、くろぐろと、もぐもぐとしてきた。
それを、雲が作ろうが、空気が作ろうが、人が創ろうが、
地球が作ろうが、宇宙人が作ろうが、蟻が作ろうが、
そんなのはどうでもいいと思う。
ただ、その景色や風景が、
胸の中で、咲いたら。
その美しさだけでいいと思うのだ。



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