八月六日、灯籠流し/
秋扇
失いし友の最期を求めつつ
訪ねた遺族も また 被爆者なり
ヒロシマの八時十五分 時間(とき)止まり 六十年(むとせ)分の祈り捧ぐ
小さき子 じっと見つめる川面の灯(ひ)
次代の希望 消えず流れゆけ
残されし ヒロシマ焼いた火 時間(とき)過ぎて
灯籠にともり 平和を祈る
八月六日、広島の元安川では灯籠流しが行なわれます。
その灯籠には、原爆投下の一ヶ月後に採取され保存されていた火が、種火として使われているそうです。
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