こい/
jei
次のかどを きみへ
ハンドルをきって
きみがいる公園へ
自転車をとばして
金と銀のからまる陽光を
さけて
木陰で待つきみが
見えてきて
日だまりも影だまりも、濃い
濃い
濃い
濃い
が極まって
極まっていくのは
心拍数で
二人の秋がどうなってるかは
こっち
置いといて
きみまであと十メートルの
風を
きって
濃い
恋
来い
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