左からきた電車の窓に/umineko
 
左からきた電車の窓に
私たちの姿が
映る

映る

あなたと
私との距離は

そうか
こんなふうなのか

それは
なんだかとても自然な
風景のようで

まるで
あなたの一部に
なったみたい で

そんな
夏の錯覚を

くすりと笑って
乗り込んだ 
 




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