コーラ/桜
朝、ベッドの脇置きっぱなし飲みかけのコーラは
君が捨ててしまったみたいで
だけど君は相変わらず何も言わないから
あれは静かにただ流れていっただけなんだな
淋しく吸い込まれて
どこへ行けるでもないのに
僕らの未来も同じように不確かで
泣いても笑っても
いつかは吸い込まれて消えるだけ
懐かしい香りの町並みも
あの交差点も
僕らの事ずっと覚えていてはくれないだろう
僕らは泣かずにはいられない
振り返らずにはいられない
後悔しない訳がない
後悔しない訳がない
駅前通り銀杏並木も
あの曲がり角も
僕らの事ずっと覚えていてはくれないだろう
僕らは笑わずにはいられない
時々後先考えずに眠りたくなる日だってある
どこへ行けるでもないのに
何となく漂っていなきゃ居られない
また今日も自販機でコーラを買って
君の寝顔思い出しながら飲むんだ
うまれてはすぐ消える気泡も
悲しいばかりじゃないよな
なんて
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