蒼い街/青色銀河団
 
だけをあつめて
一生懸命夜を産む練習をしていたね。
ほんとは、
耳たぶがつめたくさびしかっただけなのに。
(それなのにあれからずっと
   青の夕陽がふるえて止まないんだ)

そういえば、
つばさのなかでぼくらの未来は死んでしまったようだよ。
まるで美しい宝石みたいに沈黙してる。

きっとここは、
すべてが厚く雨雲に覆われてる淋しいまちだから、
いまも糸でんわのゆめが
そこらじゅうに咲いているんだね。

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