びょうきがちりゅうちにん/草野大悟
ぼくのろうやにいる
りゅうちにんは
みんな
びょうきがち
しゃばにいるときは
ぎんぎんに
げんきなのに
りゅうちじょうのなかでは
とたんに
びょうきがち
いれずみの
のぼりりゅうが
ひくひく
くしゃみして
びしゃもんてんも
てんでだらしなく
しおしおに
うなだれて
ぼくのろうやの
りゅうちにんは
みんなみんな
とてもとても
ぜんにんにへんしん
びょうにんにへんしん
ここにこうしていることが
なにかのまちがいみたいに
じくうのゆがみみたいに
ぜんにん
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