たとえば、私が星になれたら/むくげ
 
待てば待つほど、幾度となく心を殺される。

何度も何度も謝った。
涙を流して、彼がそれをすべてすくってくれることに頼りきっていた。

何もかもを捨ててしまったとしても、彼の腕が零したみんなをすくっていく。
曖昧で漠然としたこの想いが、たとえ、星の瞬きと化してしまっても。
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