夜の会話/
そう
僕が話しているのは
まるで君が話しているよう
だから君が顔をしかめると
僕は苦しくなる
君を喜ばせてあげたくなる
そのときもたぶん
僕は君のなかにあるほほえみの種に
いっしょうけんめい水をやって
けっきょくは僕ではなく君になって
ひっしに花をさかせようとしてるんだよ
だから僕はいつも君で
君はいっしょう笑っていられるのさ
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