金鳥(リプライズ)/nm6
 
、先細る道をただただたどたどし、く、たどり。ただその、嘘。サマー来たるところで湿らせる肌に海のような振幅で/紺色の、夜という夜に。


だから夢のように酔え、といったよ。
  「夢のように酔え」
何度でも言うよ。
        煙に巻かれて/
              巻 か れ て





渦巻いては定規で引いたような白線をなぞり、渦巻いてはゴミ箱を蹴るに合わせ赤線がぶらさがる。落下する頃合をいまかいま、か、と見計らう。取り計らう金色で紺色の、この世界に。ただその嘘、に、きみは全てを任せてしまった。そうしていつか来る闇のために、ただたどたどし、く、たどり、ついた日々に冷えている。


ぼくらはいつも空に浮かんでしまった。
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