たんぽぽ考/たりぽん(大理 奔)
【カントウタンポポ(Taraxacum platycarpum Dahlst.)】
タンポポという名前はどこから来たのでしょう?
漢名の「蒲公英」の別名に「孛々丁菜」というのがあって、それは光が広がって いく様をタンポポの姿になぞらえたものだそうです。この「孛々(ほつほつ)」と 「田菜(田圃に咲く菜ということ)」合成され「たなほほ」からタンポポになっ たとする説が伝えられてます。しかし少し無理があるように思いますね。
柳田国男による説にタンポポの異名に「つづみ草(または白鼓草)」というのが あって、鼓の子供言葉のタンポポがついたのではないかとする説があります。各地の 方言にも「タ
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(7)