さぁわたし、とは/
床
意味もなく人を困らせたり
訳も泣く声を出してないたり
こんなことができる
わたし
自分をひとつ知り
自分をひとつ失う
その、繰り返しのような気がして
自分という像を黙々と彫る
彫刻家のよう
悲しみにくれても
悔しさに泪しても
ここに帰ってくる
古くからの故郷は
自分の中に
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