未練がましいといわれないために/midori
鳴っているキオスクの前で仕方のない新聞のにおい
目に映るは、蛍光ピンクのパーカー
私は今日も歩いている
電車には乗り遅れるが
生き遅れてはいない。
ヒトは私を追い抜いて蜜をすう。
黒い真実を裏からそっとこぼれるラムコーク。
ずっと好きだったの。
続く道は240℃と少し。鳥は嫌い。
晴れた。
また口が開いた。耳も動いた。
くるぶしで終わる白い布。
鼻をさす痛みは間違いなく窓。
うォッ慈雨ォッジウォッジウォッジウォッジ
こうやって学んだ
荒いって云われた
これはもう
あの角をまがったら
あの角をまがったら
また期待をしてしまっている
あいつに会えるかもしれない
期待を
期待を ああまた
泣きたいくらい
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