切り捨て御免/チアーヌ
 
シロップをどっさり
そんなことはまあどっちでも良いのだけれど
このイライラをぶつけてはいけないことは良くわかる
たぶんわたしはあなたに甘えているのだ
でもわたしは甘えてはいけないことを知っている
もうこどもではない
わたしは笑う
うなずく
サービスする
喜ばれる
ちょっとはうれしいけれど
別に商売してるんじゃないんだから
サービスはやめようかなと思う
問題はあなたが
わたしのサービスに気がついていないということ
あなたは素敵だけど
たぶん素敵だから
サービスされることに慣れているんだよね
女のサービスは受けて当たり前
モテモテ君によくありがちな性格
サービスするのが楽しいときもあるけど
今日はそういう気分じゃないの
あなたの気の利かないところに
わたしは飽きたみたい
本当はわたしが何をしたいのか
知らないでしょ?
そのうち
笑顔を引っ込めて
無礼打ち
してもいいかな
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