笑い転げてのたうちまわれ。/佐々宝砂
 
なりたいわけでもプロレスで言うところのベビーになりたいわけでもなくて、でもそう見えるとしたら成功♪なのである。これでいいのだ。

であるにも関わらず、私は笑いを狙ってはいけないのである。私はとにかく常にマジメなのである。私は嘘偽りなく、いいですか、う・そ・い・つ・わ・り・な・く、隅から隅まで大マジメなのである。マジメだから、笑われると悲しいぞ。悲しいけど、マジメだからそういう顔は隠しておくぞ。そいで、笑ってくれてありがとーと明るく笑うのだ。なんていう書かなくていいことも、マジメだから書いてしまうのだ。マジメだから、隠し事はしないのである。間違ったら即訂正するのである。全くなにを狙ってんだかわかりにくいぞ、いやわかりやすいのだろうか。

わかんね?

だとしたら、方法は一つしかない。笑い転げてのたうちまわるのだ。「こいつ最低。バカ。氏ね、逝ってよし」と叫んで痙攣するのだ。理解しようとすらしないバカも、理解とか知性とかは私の専売特許だと威張ってるような腐れヤローも、もちろん佐々宝砂も、まとめてまるめて笑って吐き捨てるのだ。おそらく、道はそれしかねえ。
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