朝のニュースと君の制服/
haniwa
君の制服は
まるで脱ぐために存在していたかのように
フローリングの床に
君はほとんど
命を潰そうとするみたいに
吸い殻で溢れたビールの缶
雀はそれが
生きている証と主張するように
朝の騒音
僕はまだ
その背中にかける言葉を見つけられずに
ぬくもりが残るベッドの上
朝のニュースは
まるで娯楽のように
地獄を作り出した男の挙動
空はもう
昨日のことなど忘れたように
雲の隙間から覗く太陽
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