朝のニュースと君の制服/haniwa
 
君の制服は
まるで脱ぐために存在していたかのように
フローリングの床に

君はほとんど
命を潰そうとするみたいに
吸い殻で溢れたビールの缶

雀はそれが
生きている証と主張するように
朝の騒音

僕はまだ
その背中にかける言葉を見つけられずに
ぬくもりが残るベッドの上

朝のニュースは
まるで娯楽のように
地獄を作り出した男の挙動

空はもう
昨日のことなど忘れたように
雲の隙間から覗く太陽
戻る   Point(2)