気楽な祈り/ヤギ
−祈りは役に立たない
いつか言われた
その言葉ずっと胸にひっかかっていたけど
やっぱり認められない
何かできることあるかなぁと探しても
何だかひとつも見つからなくて
結局いつもと同じ一日を送りながら
気がつけば祈っていた
君の健康と幸せを
−それは自分のため
そういう意味で言ったんだろか
そのときは聞けなかった
今更思うんだけど
きっと少しでも役に立てばと祈るんだ
メガホン握りしめてエールを贈るみたいに
簡単なことだった
それがしたかったんだな
喜ばないなら止めればいいんだ
楽になった
気楽に祈ろう
いつもと同じ一日を送りながら
君の健康と幸せを
戻る 編 削 Point(6)