二流詩人7つの条件/佐々宝砂
 
マジな話。


○二流詩人七つの条件

1.二流詩人は、「〜」させる。

二流詩人の詩の目的は、読者を泣かせて、立たせて、笑わせて、びびらせることだ。酔わせることだ。驚かすことだ。希望を持たせることだ。悟らせることだ。要は、読者を「〜させる」ことだ。一流詩人は人生の哲学的意味を追究したり詩に自分の心からのメッセージをこめたりするかもしれないが、二流詩人はそういうことしない。

2.二流詩人は、上手すぎない。

しかし、あんまり効果覿面に泣いたり笑ったりするとそれはそれで怖い(というかそんなにも人の感情を左右できたら教祖だかヒトラーだかになっちまう)ので、ほどほどにしておく(程
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