二流詩人7つの条件/佐々宝砂
 
誰がなんと言おうとも、私は三流怪奇詩人でありたい。インターネット上において、私は、ポエム書きのパキーネだったり、リリック&ことばあそび書きのりりと☆だったり、連作詩書き兼マルクス主義フェミニストのルクセンブルクの薔薇だったり、詩評書きの某PJ司書ささほだったりするのだが、実のところ三流怪奇詩人&売れない怪奇書評屋やってる佐々宝砂がいちばん好きで、それがいちばん私らしい気がする。ま、せめて二流にはなりたいな、いまのところは三流だけれど。

私の詩集『仮想地下海物語』の書評が「かばん」に掲載されたとき、技術的には甘いっていうようなことを言われた。そうして、私自身がその批評にものすごく納得してしまっ
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