【妄想は止まらない】 春 / ピッピ/043BLUE
 
もを天井にセットしていることからこの慣行を常習的に行っていることが伺える。「細いひも」であることは、非常にスマートにこの一連の作業をこなしていることを妄想させる。決して「太いロープでグエッ!」ではないのだ。そしてこの建設的な「死」は完全に成功する。どれほど完全なのか?

>おしっこが
>君のスカートからぽたぽたたれていて
>ぼくはそれをすすりながら
>猫になりたいとおもった

 筋肉硬直が解け、失禁現象が見られるほどの完全な「死」だ。この筋肉硬直は、ボクたちを自由へと解き放つことを抑えつけている、すべての要素なのだとボクは妄想する。そしてそれらから開放された時に、注ぎだされるモノこそ
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