平和を望む、ちいさなうた/兎乃 しずる
痛みをわすれたこの国のこども
過去の痛みもしらないで
ただただ、笑って生きてる
痛みを知ってるこの国のおとな
過去の痛みをわすれられなくても
今をいきてるひとのために笑って生きてる
「めんどうだ」
「しにたい」
「ころすぞ」
痛みをわすれたこの国の子供
過去にうけたこの大地の痛み
死ぬ思いで生きてきたおとなの気持ちも知らないで
どうしてそんなコトを口にするの?
悲しみを知った世界すべての人に心からの安らぎを
ひとの温もりをわすれてしまった現代のこどもに太陽の暖かさを
国を広げるために武力を行使する政治に言葉の大切さを
できることなら、どうか伝えたい
わたしにできることは少ないけれど
ここで世界の人々のへいわを祈る
世界の人々に心からの平穏と笑顔がうまれますように
わたしは今日も明日もあさっても
ねがいつづける
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