漠然とした「進みたい」/
はらだよしひろ
どこでも良いと言うわけではない
僕が飛んで生きたい場所
小さな小鳥と木々にも
音と音が揺れて
見えなくなる時の彼方は
愛される滴の今とも言うらしく
儚さだけで届かない祈りと
見えるものでしか
見えたと知覚出来ない愚かさと
見えないものなど存在しないと
思うことさえない暴力と
良心だから相手も気持ちよく
その心を受け止めるのが当たり前
なんて思うことを
疲れながら受け止めて
受け止めないで
進みたい
戻る
編
削
Point
(0)