漠然とした「進みたい」/はらだよしひろ
 
どこでも良いと言うわけではない

僕が飛んで生きたい場所

小さな小鳥と木々にも

音と音が揺れて

見えなくなる時の彼方は

愛される滴の今とも言うらしく

儚さだけで届かない祈りと

見えるものでしか
見えたと知覚出来ない愚かさと

見えないものなど存在しないと
思うことさえない暴力と

良心だから相手も気持ちよく
その心を受け止めるのが当たり前
なんて思うことを

疲れながら受け止めて
受け止めないで
進みたい
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