風がおわるよ。/
青色銀河団
風がおわるよ。
もうすぐ。
ともだちの
髪もなまえも
風の泡になるね。
ちいさなガラスをとおして
見える視野。
いつもの都会のはずなのに。
それは、
雲の隙間に見える神様の影。
それは、
蜜柑の色した机と椅子。
花びらの血とともに
すっとこころに刻まれる。
きのうのこと。
きみのこと。
(苦シミガ何カヲ変エルワケジャナイケレド)
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