ひとつ腹の下/黒川排除 (oldsoup)
 
しは時々天井に寄りかかって眠った 枕は既に暴かれていた わたしは骨を埋める場所を知らない だから傘の骨を埋めたのだった ブラキオザウルスの足に座り 腹にもたれかかりながらわたしは ブラキオザウルスの長い首が欲しいとは決して思わなかった やがて豪雨の中雷鳴が空を割った 恐竜の腹は激しく震えた この空虚な大きいものは食欲で満たされるだろう わたしは食われてしまうのかもしれない どちらにしろわたしはここを動かない
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