さようならの欠片/秋葉竹
 

幻視するみたいに
ひとびとは眺めながら去ってゆくでしょう

そしてあとに残るのは
ちいさなため息と
かすかなさようならの欠片だったり
するのでしょうね


それならわたしは
むかしさみしかったころに
かたほうだけ
目をつむってうたったうたを
だれにおくればよいのでしょう

世界に?




まちなかを
飛んだカモメはまっくろけ
だけど泣かずにただ雨を待つ









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