夢の立ち振る舞い/ひだかたけし
燈籠の
石畳挟みて
二列に奥まり並び立つ最中
幼き愛娘の
宙に軽やか浮かび泳ぎながら
妙なる光流の尾を白く細長く伸ばし
ゆるやかたゆたい
ゆっくりゆったり遠去かる
その逃れいく意味を辿り
私の視覚に還流する想いの
清かに澄んで貫く如く
燈籠の
彼方此方を
ぐるりぐるり巻くように
遊び戯れ弧を描き
抜き差す魂の愛と憎
宇宙子宮の中を
踊りに踊り躍動し
木霊し続ける鼓動律動
旋律奏で笑いかけ
私の四肢も誘われ
踏み出し踊り始めた
その矢先
音信の
ふっと途絶え
残響残像のみ確と在り
感覚には隠され
永久に変転するもの囁き続け
もう只々 耳傾けながら認め識れと
戻る 編 削 Point(7)