勲章/秋葉竹
 
らと
そんなわけないのに
すこし泣いてしまったみたい

                                                     

僕の涙が
とおくとおくに向かって落ちてゆく
雲を誘って
小雨となって

むかし祈った教会の
ラクガキみたいなステンドグラスまで

落ちてゆく

音もなく

ゆっくりと
                                                     



いまになって
わかったことがある

さえぎるもののない
人の世のみちゆきなんて
しあわせでもなんでも
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