風をとおすダンス、火をとかすシェイク/菊西 夕座
かざり紐となって
たとえリボンの緋色がすけてしまい、こころをつつむ影が信をやきつくそうとしても
身体をふればダンスが風をとおし、シェイクが盲(もう)の絡みをほどいてくれる
息がつまる地にあっても球根はまわりつづけることで口づけの影を分解していく
日輪の口づけがとおざかり、いしきをたもつ距離の魔法がとかれても
夜をつらぬく芯はかわることなくまわり、楽園ごとひきつれて光にむすばれていく
うきあがるリボンが愛の垂涎にすわれ、いとしい光源のおどり口で火をとかす
戻る 編 削 Point(6)