詩情のプロセス/ホロウ・シカエルボク
 
とつしかない、そう言うとネガティブな印象になるかもしれない、けれど、その時選べなかったものを次の瞬間に選ぶことは出来る、選択肢は常に表示されている、選ぶタイミングと、項目、それが少しずつ未来を変化させていく、俺は身体を起こす選択をする、喉が渇いているのだ、水を飲まなければ与太話を続けることもままならない―顔を洗い、水を飲み干す、水道管で冷えた冬の水が身体のどの辺を落ちているのか容易に感じることが出来る、その感覚は胃袋の底で途端になきものになる、ウォーター、と叫んだヘレンケラーの気持ちは俺にはわからない、でも、言葉を実感することの喜びは理解出来るかもしれない、言葉にとり憑かれているのだと思う、あるひ
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