ユウスケの御託/田中教平
じみた事をした。只生活費用の口座にお金をまとめていただけであったが、男が一人列を作って順番を待っているので急いてしまって、ユウスケは手に汗を握った。
「お疲れ様」
カナはユウスケにコーヒーを買って渡した。そのコーヒーはちょっと値が高いので買うに躊躇する商品だった。ユウスケはありがたく頂いた。
二人ドラッグストアに向かい、カートはユウスケが押した。彼は内心、客の多さに驚いていた。しかし、ドラッグストアの需要は伸びているし、ここ数年でこの地域の「うまくいっているところ」はドラッグストアだと分かっていたので、当然とも思った。
レジでの会計を待っていると、ユウスケは前の客のカゴの中が全部お酒で
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