時の果て/杉原詠二(黒髪)
 
悲しみが満ちていくのは
両目の裏で
何もできない自分を
ひたすらに嘆く

でも知っていた
何をすべきかを
知らなかった時に
お別れをした

愛情ばかりひけらかして
拘束するものは
何かを裏切ったのだろうか
恐らくはその感情は
徹底的に正しく
あまりに正しく
何かを傷つけていた
それで終わっていたら?

何もひけらかさずに
誠実に生きる人が
道に迷っている

拒絶の言葉さえ
愛に変えることが出来る人よ
あなたの言葉を聞きたい

耳を使えば声が聞こえる
あなたの声が脳裏に残って
私は今
声を出して
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