振戦の夜明け/ひだかたけし
地の
じりじりぐらぐら
痙攣し揺らぎ震え
宙の
オレンジ橙から朱に染まり
ぐるぐる廻りもう円盤状
雨の連弾 透明飛礫となり降り頻る
瞬間、純白の光帯と化し流れに流れ
自らの
終いへの時間に立ち合い
連れ立った女の白手を握り寄せ
死が襲い来る事
じりじりぐらぐら激し揺らぎ
もう諦めるでもなく恐れ慄くでもなく
只 それそのものとして識る 、
波打つ哀しみの音像を揺蕩いながら
今にゆっくり ゆっくり今に
鼓動の収まりいき
伸び拡がりいく光帯の途筋
心の内の奥へ奥へと何処迄も
雪の結晶よりも清い時の一滴 、
落下し炸裂し続けるを共にしながら
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