小説の習作 原稿用紙五頁 #07/田中教平
頓服を飲んだかどうかも忘れてしまったの。認知症かしら」
「僕の知ってるかぎりじゃ、なんだろ、脳が栄養をとられて痩せる、それで認知症というのは知っているけれど、その前に脳疲労なんじゃないだろうか」
「脳疲労」
「眠くない?」
カナはすぐ応える。
「凄く、眠い」
カナは一階寝室で眠る事にした。そしてユウスケは昼食の買い出しに出る事になった。
(もっとお金を下したかったがそれもできない。まあ、本は一冊買える。今日書店に行こう)
ユウスケは風を受けながら、コンビニエンスストアから自宅に帰った。
「ただいま」
家は音もなく静かだった。ユウスケはカナの寝室に入った。カナは深く眠っている
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