どうせしにゆくだけのものそのじんせいのひまつぶしに/あらい
はたえ?の稜角が路面で重なり合い、やがて下水の暗がりへ流れ込む。終奏の舞踏を続けている、封じた蝋が指先へうみだす
あなたは手繰り寄せてみるか。黄昏へ膿みだした建物の影と口吻するほのお?たがい・ちがい?と、帳の襞を掻き混みながら朝には少しだけ違う輪郭で目覚めることだ
語られゆく呼吸。唇へ触れるまでに消える。真珠色の街の辺縁をざりざり削って、無傷にうずめる段を踏むたび かたちよい葉先がだらしなく下を向くたとえ『トワのつぼみ』とある
そっと曇らせ香が黙ったまま、もてなした椅子の元をたどれば。萌芽、性懲りもなく潮になりまた小さな滴へ変わって剥がれる。開かないまま近くにいたかもしれない。いらい咬まない歯、駆けおりる、舌の裏で立ちあがる北を捨て、撫でるたび時がずれ、かおいろのわるい手帖が、泡立つ空気においてかれる
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