凄いぞ!無印良品 『あうろら』あらい/室町 礼
 
といえます。そして「蜈蚣」という語彙はそのま
えの行全体の転位であり、その行はまたそれぞれの行が
それぞれの転位になっている ── 。
ここまでを単純化するとこうなります。
  第一連:外界の船(千景の世界)
   ↓ わたしが離脱
  第二連:内界の船(意識の器)に乗り換え
   ↓ 内界の航海が始まる
  第三連以降:内界の宇宙を航行
この詩の読解に必要なものが吉本の転位論であること、
この詩の醍醐味が表現の転位の様を思う存分味わうこと
であることを伝えるために、この書き手が外界から離脱
して内的宇宙への(あるいは表現の極限へ)向かう旅の
きわのところをこれまで解説し
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