凄いぞ!無印良品 『あうろら』あらい/室町 礼
、複雑で
つかみどころのない不気味な存在の脈動)という比較的
理解の容易な表現に替わっています。
航海日誌をつつくポリリズムの宙域で
振り返ると黒いノコギリが目を開く
二等席の時間は単線ではなく
地球には存在しない蜈蚣が浮かんでいた
疲弊した時計にさざなみは帯が速めるシンバル
この二連を読み解く鍵は「千景」と対応する単語「蜈蚣」
です。「千景」が「千の景色」なら「蜈蚣」は「百足」
つまり「百の足場」です。地球という船内には一つの足
場の上に千の景色が広がっていましたが「百の足場」と
はつまり内的宇宙を旅する書き手の前にあらわれる[
地球にはない
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