一日半/田中教平
 
て書いていこうと決めた。書斎の戸は開いており、そこにたまたま起きてきたカナがユウスケの背を眺めながら
「まだ、書くの」
と、一言言った。ユウスケは何故か、体中の力が抜けたようになって、今宵は、大人しく眠ってしまおう。眠ってしまってもいいのだ、と考えた。
 次の日は土曜日で、ユウスケとカナは八時頃起きた。冷え込んだ朝だった。ユウスケはやはり胃の悪さと、頭の中のアルコールのひっかかりのようなものを感じていた。
 ぼうっとする頭で、カナが用意してくれた卵かけご飯を食べ、且つウィンナーを焼いてくれたものを食べた。
 精神の薬二錠に、漢方に、チャンピックスに、胃薬を服すと、洗いものはユウスケがした
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