一日半/田中教平
きた。体温計を手にしている。『三十七度二分』を指していた。
「風邪じゃん。インフルか、インフルB型か、コロナか」
「疲れて当たり前だった、どうしよう、今日、もう、買い物行けない」
カナは自室の寝室で養生する事になった。
買い物といっても、たいした事はなく、餅の小包装されたもの、計一キログラムを一袋、後はコンビニATMでお金を下してくるといったものだった。渋々、ユウスケ一人で行く事となった。
「小豆、小豆って言ってもユウちゃん、分からないでしょう」
「ふむ」
「まあ、まだあるし。明日、買いに行けばいい」
ユウスケはコンビニエンスストアに向かい、それからドラッグストアに向かった。幸
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