二月の初め/田中教平
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しかし、やはり夕べ、ユウスケがシャワーを浴びていると、あの幻聴に、声達にさいなまれて、ちょっと気を悪くしたが、いつも通り流した。
明日は日曜日である。今日は、妻のカナが多くの家事を行ってくれた。だから、明日は自分が率先して家事を行ってカナを休ませてやろうと思った。
ユウスケが自分の額に手をやると、ちょっと熱を持っていた。
(熱すぎる?)
三十七度二分であった。
「あらら、これは、カナに言わないと」
そうして、発熱したユウスケは、結局、次の日曜日、布団から出る事ができなかった。そして発熱外来にかかる為に、月曜日の事業所も休んでしまった。
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